「ピーマン」と「パプリカ」の違い
ピーマンもパプリカも同じ「ナス科とうがらし属」に属します。
ピーマン・・・とうがらしの辛味のない品種を改良したもので、緑のピーマンは未熟果、赤ピーマンは完熟したもの。
パプリカ・・・「巨大ピーマン」と言われ、従来のものに比べ、若干大きいもので、色は赤、黒紫、茶、黄色、白、橙など豊富。こちらも品種と熟度によって色が決まります。
ちなみに、同じとうがらし属で、辛味種の小型の品種が‘ししとう’です。
栄養成分の違いは?
ピーマンもパプリカもカロチン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、鉄分、カルシウムが主な栄養成分です。
パプリカは、ピーマンよりもビタミンCが多く、赤、茶色で2倍、オレンジは3倍近くもあります。
βカロチンはオレンジのパプリカがピーマンの20倍近くも多く含んでいます。
ピーマンの歴史
原産は中南米で、ナス科のピーマンは唐辛子の仲間です。
コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、香辛料として広まったそうです。
日本には16世紀、ポルトガル人によって伝えられました。広く栽培されるようになったのは第二次世界大戦後からだそうです。
ピーマンという名前は、フランス語で唐辛子を意味する「ピマン」が語源です。英語で「Green pepper」といいます。
暑い夏こそピーマンを食べよう!
どの野菜・果物にも言えることですが、野菜・果物は旬に食べるのが一番。
ピーマンは7~9月くらいが旬です。
ピーマンにはレモン1個分に相当するビタミンCを含みます、 レモン1個完食は大変ですが、ピーマンを1個食べるのは簡単。
しかも、ビタミンCの吸収を助けてくれるビタミンPも含んでおり、加熱調理しても減少しにくいという特徴もあり 理想的なビタミンC源です。
是非この期間の栄養補給にピーマンを取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう。
よいピーマン&パプリカの選び方
表面がピカピカとツヤがあり、輝いているものを選びます。
色が濃く、鮮やかなもの。
ヘタがピンとしていて、切り口がみずみずしいものを選びます。
果肉が厚く、持ったときに重量感があるものは水分がたっぷりと含まれていて新鮮です。
ピーマン&パプリカの保存方法
ビニール袋に入れて、保存します。
水気をふきとり、ポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存します。
1週間以内に使い切るようにしましょう。
種から腐ってしまうので、カットした場合は、白いワタと種を取り除きます。
ピーマン&パプリカのおいしい調理法
ピーマンもパプリカも甘味と香りがあり、加熱するとさらに鮮やかになります。
酢とあわせても退色しにくく、これらは共通した特徴です。
サラダや、炒め物、シチュー、ピクルスなどいろいろなメニューに適します。
彩りもよく栄養価も高いピーマンを色々変身させて登場します。
ぜひめだかご飯でご賞味いただき厳しい残暑を乗り切りましょう!