小松菜は一年中ありますが、本来は秋から冬が旬です。
寒くなるほど糖分が増え霜に何回か当たったものほど甘みが増してより美味しくなるそうです。
シャキシャキとした茎と、柔らかな葉を持つ小松菜。美しいグリーンの葉は、加熱することで濃さが増し、彩りとして重宝します。
実はカルシウム含有量が多く、食べ方次第では、カルシウム摂取源としてもおすすめの野菜です。
小松菜は多くの栄養素をふくみ、自然のサプリメントのような野菜です。含まれる栄養素はカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維、カリウムなど。
その中でもカルシウム量がずば抜けて多く、1/2束で牛乳1本分のカルシウム量を摂取できるほどです。
とはいえ、小松菜のカルシウム吸収率は牛乳と比べ低いので、ビタミンDを含む魚などと一緒に摂取することで、吸収率をアップさせるとよいです。
名前の由来
もともとは江戸の小松川村で葛西菜と呼ばれ古くから栽培されてきたもので
徳川八代将軍:吉宗が鷹狩りにこの地を訪れたとき、葛西菜を汁にして献上したところ非常に喜ばれ、土地の名をとって小松菜の名を賜ったそうです(五代将軍綱吉という説もあるとか)。
効能
熱を取る清熱作用や血行促進作用、便通を改善する作用があり高血圧に良いとされます。鉄分やカルシウムも多いので血液を補い、骨や歯を丈夫にし、貧血や骨粗しょう症の予防に役立ちます。イライラや不眠の解消にも有効です。
小松菜の選び方
確認するのは、葉・株・根です 。葉は厚く、大きく、濃い緑のものを選びます
葉先はピンとしていて、ハリのあるものを選びます 。大ぶりのしっかりとした株のものを選びます 。根が長いものは、よく育ったよい小松菜です。
小松菜の保存方法
野菜は、栽培していた状態と同じ姿で保存します。小松菜の場合は、立てて保存。
デリケートで傷みやすいので、できるだけ早く食べることをおすすめします。 保存するときは、湿らせた新聞紙などに包んで、袋に入れ、野菜室に立てて保存します。2~3日くらいもちます 。食べきれない場合は、固めにゆでて、冷凍するとよいでしょう 。
調理方法
ゆでて良し、煮浸しソテーにも良し、お焼きやフレッシュジュースにしても美味しくいただけます。
めだかの小松菜料理をお楽しみください。